International Exhibition

アジア国際交流展

2022年度 アジア国際友好展 鸞翔鳳画-現代アジアのシノニム‐
2019年度 アジア国際友好展 ヌサンタラ・ヘリテージー伝統から現代アートへ
2019年度 日本-インドネシア国際友好展 鎮祭-モノリスという魂魄

《日本-インドネシア国際友好展 2019 in バンドゥン》
『鎮祭-モノリスという魂魄』

■日 時 : 2019年 8月26日(月)-29日(水)

■一般公開: 午前11:00〜午後17:00(最終日は、16:30まで)

■会 場 : マラナタ・アート・スペース
(キリスト教大学内併設ギャラリー)

■住所:M.P.H, Jl. Surya Sumantri No.65, Sukawarna, Kec. Sukajadi, Kota Bandung, Jawa Barat 40164 , Indonesia

■web からのお問い合わせ:
※展示:aacaasia@gmail.com(日本語対応可) 
※ワークショップgalleryasumu@hotmail.com(日本語対応可)
《日本-インドネシア国際友好展 2019 in バンドゥン》

■プログラム:
・アートレジデンス in バンドゥン
・期間:2019.8.19-8.28
・滞在先:マラナタ・アート・スペース
(マラナタキリスト教大学美術デザイン学部内
・日本招致アーティスト:渡部直(彫刻)

■ オープニング
・日時:2019年8月26日(月)午後12:00-(受付開始 午前11:30より)
■アーティスト・トーク
・日時:2019年8月26日(月)午後13:00-14:30
■ワークショップ
・日時:2019年8月27日(火)午後12:00-14:00(受付開始 午前11:30より)

■会 場 : マラナタ・アート・スペース
(キリスト教大学内併設ギャラリー)

【主催】・Committee of JIIFE2019 (日本-インドネシア国際友好展2019実行委員会)

【共催】
・Faculty Fine Art and Design of UKM
・AACA(アジア美術文化協会)
・Gallery Asumu Art Space( ギャラリー明日夢アートスペース)
・ Committee of Shinrabanshou ( 森羅万象実行委員会)

2019年度 Dalam Bingkai


■Dalam Bingkai -ICH Indonesia UNESCO
(ダラム・ビンカイ-インドネシア・ユネスコ無形文化遺産展)

■会期:2019.4.2(火)-4.3(水)Am 11:00-Pm 17:00(最終日は、16:30まで)
■オープニング:2019.4.2(火)PM 13:00より

■インドネシア 招致 オープニング アーティスト

・インドネシア文化芸術大学 / 学長 / エエン・ヘルディア二氏 / Dr.Een.Herdiani.S.Sn.M.Hum / Rector of ISBI Bandung/

・インドネシア文化芸術大学 / 副学長 / レントロ・ディマルティ氏 /Dr.Retno.Dwimarwati.S.Sn.M.Hum / Vice Rector of ISBI Bandung/

・フォト・グラファー/ デデ・プリアナ氏 / Mr.Dede Priana .M.Si / Photographer /

・インドネシア・キュレーター / アダム・パンジー氏 / Mr.RD Adam Panji Purnama.M.Sn / Curator of Indonesia/
・日本・キュレーター / 水田泉 / Ms.Izumi Mizuta / Curator of Japan/
■会場:国際機関 日本アセアンセンター1階ホール
■住所:〒105-0004東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル 1階
■URL:https://www.asean.or.jp/ja/ajc/outline/access/
■お問合せ:アジア美術文化協会 
■Email:aacaasia@gmail.com
【展覧会 概要】

・本展は、“ダラム・ビンカイ-インタンギブル・カルチャル・ヘリテージ・インドネシア・ユネスコ”と題し、インドネシア・ユネスコの無形文化遺産を主題とした写真展です。

・“ダラム・ビンカイ(Dalam Bingkai)”を日本語へ訳すと“イン・ザ・フレーム(In the Flame)=フレームの中”という意味であり、会場に展示される作品群は、荘厳なインドネシアの風景、舞踏、祭り、儀礼・伝統工芸をはじめ、インドネシアの人々によって創りだされた、多様な文化空間を記録したものです。

・現在、日本では、インドネシアの無形文化遺産として、バティック(ろうけつ染め)、ワヤン・クリッ(伝統的影絵芝居)、バリの舞踏などが知られています。一方、西ジャワの文化である、アンクルン(竹の楽器)、アチェ文化であるサマンダンス、そして、ピニージと称する伝統的な2つのマスト帆船が、南スラフェシのブギス - マカッサルの民族に伝わる造船技術であり、これらもインドネシア・ユネスコ無形文化遺産であることを知る機会はとても限られています。また、本展には、ユネスコ無形文化遺産には登録されていない、パブアの信仰や風習をはじめ、親から子供たちへと引き継がれている民族の伝統文化、現在のインドネシアの教育現場の様子もおさめられています。

・多民族国家インドネシアは、国土総面積は約189万平方km(日本の国土の約5倍)、そして、大小およそ14,000もの島々からなる島嶼国家であり、人口は、2億5千万人を超える世界第4位の大国です。およそ350をこえる民族集団を擁し、現在でも、各々の地域には、固有の民族文化が息づいています。本展は、これらすべてが多民族国家であるインドネシアの人々が大切にしてきた文化遺産であり、次の世代を築く若者たちに引き継がれていることは言うまでもありません。

・ダラム・ビンカイ-インドネシア・ユネスコ無形文化遺産展は、インドネシア文化芸術大学内(ISBI bandung)の展示を皮切りに、ジャカルタ・ナショナル・ギャラリー(National Gallery Indonesia)、マレーシアのUPSI(スルタン・イドリス教育大学)において展示を行ってきました。

・2019年4月、日本のアセアンセンターホールにて「Dalam Bingkai -ICH Indonesia UNESCO」日本特別周回展が開催されます。日本の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(ダラム・ビンカイ-インドネシア・ユネスコ無形文化遺産展 / 日本キュレーター 水田 泉)

《インドネシア・ユネスコ無形文化遺産展実行委員会》

【主催 】
・インドネシア文化芸術大学
【協賛】
・アジア美術文化協会
・ギャラリー明日夢アートスペース
・森羅万象実行委員会
【名義後援】
・国際機関 日本アセアンセンター

2018年度 ネオアジア・ネオジャポン-日本の伝統美と現代アートの未来―

 

■March.2018 Japan-Indonesia INTERNATIONAL FRIENDSHIP EXHIBITION 2018

■March.2018 Japan-Indonesia INTERNATIONAL FRIENDSHIP EXHIBITION 2018

"NEO ASIA NEO JAPON 2018”"in Gallery 212 ISBI Bandung ,Indonesia (2018 © aaca Art and culture exchange project)

"NEO ASIA NEO JAPON 2018”"in CREDO Art Studio , Jakarta (2018 © aaca Art and culture exchange project)

《ネオ・アジア・ネオジャポン-日本の伝統美と現代アート未来》

『 秘すれば花なり 』この言葉は,日本の室町期,世阿弥(1363-1433) の『風姿花伝』に書かれた一説である。世阿弥は,観阿弥を父とし,申楽観世座の二代目太夫として,今日の能の基礎を確立した人物としてよく知られている。『風姿花伝』 は,世阿弥が記した「 能の伝書」 であり,観阿弥の教えを基に,能の美学を「花」という言葉に比喩し,幽玄の世界をはじめ,能の神髄を芸道の視点から解釈を加えた,日本最古の演劇論とされます。

《能面》は,日本の伝統芸能の一つである「能楽」に使用される仮面です。日本における「能楽」の起源は古く,中国をはじめ,アジアの西域からシルクロードを経て伝来した「散楽」という芸能と土着の文化が融合し,日本各地へ広がったとされます。平安期(794‐1185)「散楽」は,土着の芸能と融合し,「田楽」「猿楽」と称され,「田楽」は,耕田儀礼の儀式と結びつき洗練されていき,一方で,「猿楽」は,寺社との結びつきを強め,座を結し,法会,祭礼の儀にその芸能を披露した。鎌倉期(1185 ‒ 1333),「猿楽」は,「猿楽の能」と呼ばれるようになり, 室町期(1336 ‐ 1573),足利義満の庇護のもとに観阿弥, 世阿弥父子によって「能楽」として大成されました。

《能面》も同様に,「能楽」が大成した室町期から安土桃山期に打たれた面を《本面》と呼び,現在まで演能者と共に歩み,多くの面が造られてきました。《能面》の種類は,約250 種類を数え,能の演目にあわせて使用されています。《神面》《尉面》《女面》《修羅面》《物狂い》《鬼》など,これらは,古くより日本で創り出されてきた。能面の中に写し出された姿は,日本人の造りだした「伝統の美」に他なりません。
 
 本展は,共立女子大学名誉教授であり,アジア美術文化協会 理事を務める 水谷 靖(みずたに やすし)氏をバンドゥンの会場へお迎えし能面作品およそ20点の展示に加え,日本の写真家,デザイナー,イラストレーター,アニメーターおよび美術教育現場で活躍する若き作家11名 ,日本の大学・美術系大学・専門学校に在籍する学生12名, ならびに公募で選出された都立高校生7名,総勢31名の多彩な作品50点が展示されました。

 そして,国立インドネシア文化芸術大学ファインアート学科とコラボレーションによる,1.シンポジウム 2.アーティスト・トーク 3.ワークショップなどのイベントが実施されました。本展覧会のメイン・ビジュアルとなる《能面》は,長年,日本の美術教育界で活躍し,現代美術の彫刻家として活動なさってきた水谷靖 氏が制作した作品となります。

 また,ジャカルタの クレド・アートスタジオにおいては,インドネシアと日本の現代アーティストと学生たちによるおよそ100点のコラボレーション展示とアーティスト・トーク,ワークショップを実現することができました。

 これらは,主催者のアグス・B・ヤヌール氏(Mr.Agus ,B,Yanuar),ホーム・スクリーリング・プルサダ(Home Schooling Persada)主催者,ラフィタ・タントリ・ヤヌアール氏(Ms.Revita Tantri Yanuar),クレド・アートスタジオ(Credo Art Stidio)のエドウィン・マカリム・ヤヌアール氏 (Mr.Edwin Makarim Yanuar),デデ・ダダ・アートスタジオ(de Dada Art Studio)のチャンドラ・マウラナ氏(Mr.Chandra Maulana),そして,国立インドネシア文化芸術大学ファインアート学科教授のアグス・チャハヤナ氏(Mr.Agus Cahyana )とアート・リンク(ART LINK)に賛同していただいた国立インドネシア文化芸術大学ファインアート学科(Students from ISBI Bandung FSRD)の学生たちの協力のもと実現し,日本のアジア美術文化協会(AACA),ギャラリー明日夢アートスペース(Gallery Asumu Art Space),森羅万象実行委員会(Committee of Shinrabanshou)のアーティスト,学生らの作品の素晴らしい作品があったからです。

 本展は《日本の伝統美と現代アートの未来》について対話し,《アジアにおける伝統美と現代アート》について再考する試みでもあります。この展覧会を通じて,両国の若きアーティストたちが創作する現代アートの作品に秘められた才能が開花し,また,今後,インドネシアと日本の友好の輪が広がることを祈念します。

 最後に、ご協力を賜りました皆様に,この場を借りて心より御礼申し上げます。

【 ネオアジア・ネオジャポン 代表キュレーター /  水田 泉 】

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